女は子宮で考える♪

　無我夢中の恋だった。

一人で車を運転しながら、フッと頭に浮かんでくる。

彼と過ごした時間や、一緒に何をしたのかとか。。。

でも一番強く思い出すのは、一生懸命恋愛していた自分だ。

もう二度と、こういう人に出会えないと、確信していたのだ。

あれほどまでに全力投球で、がむしゃらに恋愛することはないのではないかとさえ思えてくる。

その気持ちは、日一日と月日を重ねるごとに強くなってくるような気もする。

不倫は、いろんなことを教えてくれる。
人間の心の裏側も、愛情も、ずるさも、プライドの高さも、そして、人間の弱さも、おろかさも。。。  

　
　それからの私たちは、毎日メールのやりとり。

寝る直前まで、「おやすみなさい。ちゅっ」。。。

最高の幸せを感じていた。

　彼の優しい思いやりのあるメールで、心底癒されていたのだ。

お互いに「やきもち」もやくこともあった。

　こういったブログというか、インターネットで知り合ったゆえに、お互いの異性とのやり取りが目につくと、
とてつもない感情がわいてきてしまうのだ。

　ここを見ていらっしゃるあなたにも、もしかしたらそんな経験があるのかもしれない。

　でもそれは、お互いに「好き」というしるしでもあった。


　私は、一人で過ごす時間が多くても、とても楽しく過ごすことができた。
買い物に行って、下着を選ぶことも本当に楽しかったのだ。
今思えば、彼は私を、「女「にしてくれたんだな～と思える。

　

そして、楽しい日々の月日はあっという間に過ぎていく。。。


  

　そう。

ネットで知り合い、リアルに出会うまで２週間しかかからなかった。

彼は既婚者で、私は独身。

もちろんただのお友達として。。。

当然、不倫否定派だったし、自分には関係のない世界だと思っていた。

なのに、どういうわけか深い関係に進んでいったのだ。

今だから思うが、男と女に割り切りの関係などないように思う。　スタートはそう思っていても。

肉体を重ねれば重ねるほど、人間の持つ感情が生まれてくるのだ。

彼の家庭を壊したい気持ちなど、さらさらなく、むしろ私がいることで、仕事を頑張れたり、家庭を大切にしてくれたら、と望んでいたのだ。



その後、時間をつくっては会う回数も増えていき、

また、彼に会うことが嬉しくてたまらなくなっていった。